お麸の歴史

受け継がれてきた日本の食文化

禅や精進料理の中で育まれ、
京都を中心に洗練されてきたお麸。
時代とともに形を変えながらも、
日本の食卓に寄り添い続けてきた歴史を紹介します。

STEP

01

小麦たんぱくの知恵から生まれた食材

お麸は、小麦粉から生まれる「小麦たんぱく」を活かした、日本独自の食文化です。

小麦粉から小麦たんぱくを取り出す工程。お麩の原料となる素材。

STEP

02

禅と精進料理の中で育まれる

肉食を避ける僧侶の食事として、植物性たんぱく源として重宝されてきました。

精進料理の膳。植物性たんぱく源として使われてきたお麩。

STEP

03

京都で洗練された食材へ

精進料理や懐石料理の中で、形や彩り、季節感が磨かれていきました。

京都の寺社と日本の四季。お麩が洗練されてきた日本の食文化。

STEP

04

焼き麸の誕生と全国への広がり

保存性の高い焼き麸が生まれ、家庭の乾物として全国に広まります。

焼き麸。保存性の高い乾物として全国に広がったお麸。

STEP

05

現代へ、そして次の時代へ

伝統を守りながら、今も新しい食の可能性を広げ続けています。

現代の料理に使われるお麸。伝統を受け継ぎながら進化する食材。

お麸の成分・特性

素材としての、やさしいちから

お麸の主原料は、小麦たんぱく。
高たんぱく・低脂質で、
だしや味をよく吸い、調理によって食感が変化します。
身体にも料理にもやさしい、
素材としての特性をお伝えします。

STEP

01

主原料は小麦たんぱく

お麸は、小麦粉からでんぷんを除いた、たんぱく質を主成分とする食材です。

小麦たんぱくを練り上げる工程。お麩の主成分となる素材。

STEP

02

高たんぱく・低脂質

余分な脂質が少なく、身体にやさしい栄養バランスが特長です。

高たんぱく・低脂質を示すアイコン。お麩の栄養的特長。

STEP

03

だしや味をよく吸う性質

煮る・含ませることで、料理の味をしっかりと引き立てます。

だしを含ませたお麩。味をよく吸う特性を持つ食材。

STEP

04

調理で変わる食感

揚げる、焼く、蒸すなど、調理法によって表情が大きく変わります。

調理によって食感が変化するお麩。揚げや焼きによる表情の違い。

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05

植物性食材としての価値

精進料理やプラントベース食材として、国内外で注目されています。

植物性食材としての価値を示すアイコン。お麩のプラントベース特性。

お麸の製法(技と手間)

食感と表情を生む、職人の技

生麸と焼き麸、それぞれに異なる製法。
蒸す・焼く・乾燥させる工程の中で、
食感や用途が生まれます。
一つひとつの工程に込められた、
手間と工夫をご紹介します。

STEP

01

小麦粉を練り、洗う

水で練った生地を洗い、でんぷんを取り除いて小麦たんぱくを取り出します。

用途に合わせて水分や配合を調整するお麩の生地づくり。

STEP

02

生地づくりと調整

用途に合わせて水分や配合を調整し、食感の土台をつくります。

用途に合わせて水分や配合を調整するお麩の生地づくり。

STEP

03

成形と加熱

蒸す・茹でる・焼くなどの工程で、生麸や焼き麸の形が決まります

蒸す・焼く工程。生麩や焼き麩の形と食感が決まる加熱工程。

STEP

04

乾燥・仕上げ

焼き麸はしっかり乾燥させ、保存性と軽やかな食感を生み出します。

焼き麩を乾燥させる工程。保存性と軽い食感を生み出す仕上げ。

STEP

05

品質を守る確認工程

見た目・食感・状態を確認し、安心して届けられる商品に仕上げます。

完成した焼き麩。品質確認を行い安全性を確保した製品。